2010年01月31日
Intel D510MO
稼働サーバのうち2台にD945GCLF2を使用しています。
それぞれLinux(Ubuntu-server)とWindowsXPで稼働させていますが、能力的には充分満足しています。
しかし唯一の問題が「騒音」です。
チップセット冷却ファンが4cmファンで結構五月蠅いわ、すぐ壊れるわで、少々頭を痛めていました。
そこで登場したIntelの新AtomボードD510MO。
グラフィックがCPUに統合されたとか色々あるそうですが、大事なのはファンレスになったことと消費電力の低下が見込めることの2点です。
普通なら指を咥えてみているだけの所ですが、今回はちょっとした次第で乗り換えることにしました。乗り換えはWindowsの方で行ないました。
乗り換え方法は単に「マザー交換」のみです。
マザーを交換して起動すると次々「新しいハードウエア」が検出され、ドライバのインストールを促してきます。しかしこの段階ではマウスもキーボードも効かないのでどうにも出来ません。
仕方ないので再起動しようとするのですが、キーボードは効かない上にサーバ用途のため電源ボタンを無反応に設定していたままだったため、仕方なくHDDが落ち着くのを待って、リセットボタンの使用となりました。
5回くらい再起動を繰り返したところでキーボードが使えるようになり、その後はスムースに移行作業は進みました。
載せ替えにあたり問題点が一つ。
HDDアクセスランプが点灯したままになるというトラブルに見舞われました。
LED以外の結線を全て外し、一つづつ結線しながら確認したところ、ケースUSB端子の接続を、「Front Panel USB with Flash Drive Support」に接続するとこの症状になることがわかりました。
ケースのUSB端子なんて延長コードくらいにしか思ってなかったので、ちょっと意外でした。
さて、載せ替えの成果です。
- 騒音
さすがファンレスです。無音です。(当たり前 ^^)
- 消費電力
350WのUPSを使用しているのですが、この負荷が11%程だったのが6%程まで下がりました。
40W近かった消費電力が20W近くまで下がったと見ていいのだと思います。
- 温度
交換前のCPU温度は50℃近くありました。
交換後のCPU温度はHWMonitorで25℃程度と表示されています。さすがに低すぎる数値であり正確な表示ではないと思いますが、ケースファンから吐き出される風は以前と比べ明らかに冷たくなっています。
(なぜかキャプチャがうまくいかないので画像はありません)
ほぼパーフェクトです。
Linux側も載せ替えたいですね。