2009年10月14日
XPでメモリ3GB越え
母艦のWindowsはメインメモリ2GBで運用していますが、結構スワップが発生しています。
まあメールソフトやらIMやら、タスクバーの右側には10個で効かないアイコンが常に並んでいるような状況ですから、当然といえば当然です。
とはいうものの、どうしようもないほど困っている、という程でもないこと、またデュアルチャンネルで使用しようとすると4GBへ増設することになりますが、XPでは全てを有効に利用できるわけではないこと、等によりこれまで見送っていました。
しかし最近、全メモリを有効利用できそうな情報を見つけたため、チャレンジしたくなり4GBの増設に踏み切りました。
購入したのは、これ。
これまでの2GBに新規4GBを足し、デュアルチャンネル4枚差しで計6GBになりました。
早速起動してみたところ、BIOSではちゃんと認識してくれますがXPでは案の定3GB程しか認識してくれません。
この認識していない領域をRamDiskにして、なおかつそこにページファイルを置こうというのが今回の主旨です。
参考にしたのはこちら。
使用するソフトは「Gavotte Ramdisk」。
導入は至って簡単です。
なるべく新しいバージョンを落としてきて、インストールしたいフォルダに解凍します。
私の場合は C:\Tools\Gavotte_RAMDisk にしました。 解凍した中にあるレジストリ登録ファイルをダブルクリックします。(ちょっと怖いですが。) ramdisk.exe をダブルクリックすると設定が起動します。RAMドライブのドライブレターのみ希望のものに設定し、インストールをクリックします。
私は Z:\ にしました。 再起動します。
ドライブを確認してみると、約3GB確保できています。
OSで管理できない領域もきちんと利用できているようです。
ここで既に1GB消費されているのはページファイルを設定してあるからです。
Windowsはページファイルという形でHDD上のファイルをメインメモリと同様に使用します(実際にはページファイル領域を率先して使用するという話も聞きますが、よく知りません)。
つまりページファイルをRAMドライブ上に置けば、事実上メインメモリが増えたのと同じパフォーマンスが得られるはずです。
…と思ってしばらく使っていたのですが、ちょっと違う様子。
調べてみると、メモリの認識とは別に、アプリケーション使用領域に制限があり、これが2GBということらしいのです。
で、キーワードは「3GBスイッチ」。
コントロールパネル → システム → 詳細設定 → 起動と回復 → 編集
と辿り、boot.iniを編集します。
[operating systems] 欄の最後に /3GB /Userva=2900 を付け足す。
Userva無し(=3000(?))にするとグラフィックボードがうまく動いてくれませんでした。
上記設定で今のところ快適に動いてます。
ということで、とにかくメモリを消費してみたいと思い、Photoshopで重いデータを開けるだけ開いてみました。さらに動画編集ソフト等を何重にも開いていくと…
まあとにかく、2GBを超えたメモリをアプリケーションが使用できている様子です。
RAMドライブの残りの2GBは今のところテンポラリとして使用しています。こちらは環境変数の変更で簡単に実現できます。2GBは多い気もしますが、まあそのうち考えるということで。