PCハード
2009年09月28日
APC製UPS導入
今日はサーバにUPSを導入します。
と言っても、これまでUPSが無かったわけではありません。オムロン製のBX35Fを使用していました。
このBX35Fは元々TeraStation用に使用していたもの。TeraStationを処分してからはLinuxサーバ用に使用していましたが、そこにはLinux側からUPSが制御できないという問題が。
せめてシリアルで接続できるものを買っておけばよかったんですが、それは今さらの話。
先日ちょっとヒヤッとしたこともあり、ちゃんと制御できるUPSを導入しました。
新しいUPSは右側、APC製のSmartUPS-CS350です。左は古い方。
Linuxへの導入は、いろいろ回り道をして結構手間取りましたが、結果的には簡単でした。
参考にしたのはこちら。
- ドライバのインストール
apt-get install apcupsd
- ドライバの環境設定
vi /etc/apcupsd/apcupsd.conf
- ケーブルタイプの指定を変更
UPSCABLE smart
↓
UPSCABLE usb
- UPSタイプとデバイスファイルの指定を変更
UPSTYPE apcsmart
DEVICE /dev/ttyS0
↓
UPSTYPE usb
DEVICE
- タイムアウトの設定変更
TIMEOUT 0
↓
TIMEOUT 60
vi /etc/default/apcupsd
ISCONFIGURED=no
↓
ISCONFIGURED=yes- 再起動
/etc/init.d/apcupsd restart
これで準備完了です。
UPSの電源を抜くとコンソールに警告が表示され、1分後に自動でシャットダウンします。ちょっと感動です。
さて、このUPS制御ソフト「Apcupsd」ですが、こちらに判りやすい説明があります。
これを見るとWebブラウザから状態管理が行えるとのこと。しかしサーバ内の何処を探してもスクリプトが見つかりません。
ソースを持ってきたり、Debianパッケージを持ってきたり、いろいろ紆余曲折した結果、何のことはなくちゃんとパッケージで用意されていました。
apt-get install apcupsd-cgi
で簡単に導入できました。
アクセスは以下の通り。
http://サーバ名/cgi-bin/apcupsd/multimon.cgi
現在の電力供給量を示してくれる「UPS Load」の項目が何気に有り難いです。
24時間稼働のため電力量が気になっていましたが、これで様々な省電力設定の効果を量ることが出来ます。
思わぬところで遊べるネタが増えました。^^
2009年06月19日
ネットワークカードの安定性?
Ubuntu-Serverを運用していますが、導入時のLTS版(8.04)をよく判らないまま(8.10)へアップグレードしてしまったため、次のLTS版まではこまめにアップグレードしていく必要があります。
先日9.04へアップグレードしたところ、ネットワークドライブ(Samba)が不安定になってしまいました。仕方なく一旦バックアップしてあった8.10に戻し、様子を見ています。
構成機器は以下の通り。
- CPU:ATOM330 (intel D945GCLF2)
- メモリ:1GB
- OS:Ubuntu Server 8.10
さて、その8.10に戻してからの運用中。
サーバ運用については基本的にいろいろなことを自動化させる主義であり、システムのアップグレードも例外ではありません。
CRON-APTを使用していますが、そのときに保留となっていたカーネルのアップグレードを手動で行ないました。
すると先日9.04へアップグレードした際に起きたのファイルサーバの不安定が再現したのです。
そこで当然のようにカーネルに問題があるだろうと疑いをかけたわけですが、ググってみても似たような事例は見あたりません。さらに少ない知識を駆使して、一応ログなども見てみましたが、エラーを吐いた形跡が見あたりません。
この辺から何かおかしいと感じ始めます。もしかするとサーバ側は不具合とは見なしていないのかもしれません。
そこでふと、NICが頭に浮かびます。そういえばD945GCLF2にUbuntuを入れるとNICの認識に不具合を生じるという話があったのを思い出したんです。
そのときには一応正しいドライバの導入を試みたりしましたこともありましたが、再起動で戻ってしまうことの対処法が判らず、また自分は特に不都合無く通信できていたため、その後は放置していました。
さらに、実はもう随分前になりますが、RealtecのNICには泣かされた経験があります。
ギガビットイーサ(?)が出始めの頃、選択肢の少なかったこともありメルコのギガNICを購入しました。XPで普通に動いていましたが、高負荷をかけたり、数時間通信を続けたりすると突然切断されるという事象がありました。
結局使い物にならないと判断し、部品庫の奥に今も眠っています。
症状は少し違いますが、今回の事象もNIC(と言うか蟹チップ)が原因ではないかと思い、別のNICを試してみました。
試したNICはこれ。
もう随分前に購入したものなので、細かい型番は違うんだろうとは思います。
Linuxでハードウエアを後から追加するのは初めてです。どうなるのか心配でしたが、存外あっさり稼働してくれました。
PCIに刺して起動すれば、あっさりeth1として稼働し正常に通信できています。MBの蟹NICはBIOSで切ってしまいました。
正常稼働を確認したところで再度9.04へアップグレード。
その後は非常に安定稼働してくれています。mt-daapdに多少問題が有りますが、この辺は追々解決していけばいいこと。ファイルサーバとして安定してくれることが何より重要です。
結論
蟹チップは疑ってかかれ!
そういいつつも、これはおすすめですよ。
2009年05月10日
VMware
今年のGWもカレンダー通りでした。
連休前に新しいおもちゃを買ったので、休みの半分くらいの時間はその環境整備に費やしました。なかなか有意義な連休だったと思います。
さて、今日は仮想PCの設定です。
現在サブWinPCは1台稼働していますが、これはその利用目的上1日に1回再起動してやる必要があります。また使用時間も限られていたため、マジックパケットによる起動と、ソフトウエアによるシャットダウンを組み合わせて自動で運用していました。
ところが今回買ったおもちゃを有効利用するにはPC(Windows)を24時間稼働させる必要があります。再起動にかかる時間はわずか数分ですが、この数分さえも機能停止されては困る事態が想定されるんです。
これら両条件を1台のPCで満たすため、VMwareを利用することにしました。その設定の備忘録です。
まずはこれがないと始まりません。
VMware Player
http://www.vmware.com/download/player/
次に仮想HDDを作るために次のツールを使用します。
QEMU on Windwos
http://homepage3.nifty.com/takeda-toshiya/
qemu-0.9.1-windows.zip
道具が揃いましたので、いよいよセットアップです。
まずVMwareの設定ファイルを作ります。
filename.vmxという名前のテキストファイルを準備し、内容を次のようにします。(filenameおよび赤字部分は適宜考えて代えてください。)
次に仮想HDDを作ります。config.version = "8" virtualHW.version = "3" memsize = "512" ide0:0.present = "TRUE" ide0:0.fileName = "filename.vmdk" ide1:0.present = "TRUE" ide1:0.fileName = "auto detect" ide1:0.deviceType = "cdrom-raw" floppy0.fileName = "A:" ethernet0.present = "TRUE" ethernet0.connectionType = "nat" usb.present = "TRUE" sound.present = "TRUE" sound.virtualDev = "es1371" displayName = "filename" guestOS = "WinXPPro" nvram = "filename.nvram" scsi0:0.redo = "" ethernet0.addressType = "generated" uuid.location = "56 4d 4a 15 2a 3f 49 70-03 c9 82 f3 02 82 dc 4c" uuid.bios = "56 4d 4a 15 2a 3f 49 70-03 c9 82 f3 02 82 dc 4c" ide1:0.autodetect = "TRUE" ethernet0.generatedAddress = "00:0c:29:82:dc:4c" ethernet0.generatedAddressOffset = "0" checkpoint.vmState = "filename.vmss" tools.remindInstall = "TRUE" ide0:0.redo = ""
先ほど落としてきたqemu-0.9.1-windows.zipの中にある「qemu-img.exe」を使用します。
コマンドプロンプトにて解凍したディレクトリから
qemu-img.exe create -f vmdk d:\\filename.vmdk 10G
とすることで、20GBの仮想HDDが出来ます。(ファイルサイズが20GBになるわけではありません。)
この設定ファイルと仮想HDDファイルを同じフォルダに置き、VMware Playerから呼び出してやるとOSの無い状態の仮想PCが起動できます。
あとは適当にCDイメージをマウントして仮想PCをリセット。難なくOSのインストールが出来ます。
注意点は、ネットワークデバイスを「ブリッジ」にしてやること。これによりLAN上に直接存在しているのと同じように扱うことが出来ます。私の場合リモートデスクトップでの使用がほとんどですので、これは必須です。
VMware自体の設定は簡単です。あとはホスト側でやらせていた仕事をゲスト側に移し、先のおもちゃをホスト側にセットアップします。
ゲストOSの起動はタスクスケジュール等に任せ、シャットダウンはゲストOS内のソフトウエアで賄います。
まだホスト側のおもちゃは設定途中ですが、なかなかうまくいきそうな予感です。
2009年01月25日
EeePC901 メモリ増設
1台は先日ランプが故障したEeePC-S101ですが、その前にEeePC-901-Xを購入していました。
この901は同時購入した2GBメモリに換装して使用していましたが、S101購入時にこのメモリを流用して換装し、901は1Gに戻していました。
その後しばらくS101は外出用、901は寝モバ用と役割分担していましたが、ここにきて901もやはり2GBメモリが必要になってきました。
そこで2GMのモジュールをもう一枚購入しようとしましたが、前回のメモリを901からS101に載せ替えた際、何度か抜き差ししないとS101では認識してくれず冷や冷やしたんです。結局CRCで端子部を軽く拭いてやることで認識してくれましたが…。
ということで今回はメーカーを代えてみることにしました。
今回購入したのはこちら。
あまりに安いのでびっくりしました。
早速901に取り付け、RAM-Diskも512MBに増量。
随分快適になりました。
送料もかかることですし、これだけではなんだかな〜と言うことで16GBのSDHCカードも2枚目を追加購入することに。こちらも容量使い切り寸前でしたしね。
購入したのはこちら。
こちらは1枚目も同じものなので、1枚目はシールを貼り替えてしまいました。^^
いや、本当に安いです。class6ですから速度もそこそこ。今のところ2枚とも不具合等はありません。
今回の買い物は送料込みでちょうど5,000円。
いい時代になったもんですな〜。^^
2009年01月18日
サーバ用PC
このときはATOM330マザー、1GBメモリ、3.5''HDD1TB、ケースをまとめて購入。加えて後日バックアップ用のUSB-HDDを購入しています。
これらの詳細は後日として、このときケースを探していた中でとても気に入ったベアボーンがありました。ShuttleのX27というものでしたが、残念ながらCPUがATOM230で、散々迷った挙げ句あきらめたんです。
で、つい先日何気なくネットを見ていると、なんと新製品が でていました。X27Dというもので、ATOM330に個体コンデンサという、まさにサーバにしなさいと言わんばかりのスペックです。
コンパクトで場所をとらないのはもちろんですが、デザインが非常に気に入っています。
唯一の欠点は2.5''HDD専用と言うこと。サイズや発熱を考えると当然ですが、容量の制限と速度から、私のLinuxサーバの使用方法を考えると少し心配があります。
でも単純におもちゃとして欲しい…ということで、もう一台あるサーバ(こちらはWindowsでHDD容量も速度もそれほど気にしない)の代替用に購入するという欲求と闘っています。
さて、この欲求にいつまで抗えるでしょう。^^